就労資格証明書交付申請は、外国人が日本で現在持っている在留資格で認められた範囲内で適法に就労していることを確認するための証明書を入国管理局から発行してもらう手続きです。この証明書は、日本国内で転職する際や、就労ビザの更新時に活用されることが多いです。
1. 就労資格証明書の必要性
• 転職時の確認:転職先が現在の在留資格での就労が可能かどうかを確認する際に役立ちます。新しい雇用先にとっても、雇用の適法性を証明する書類として信頼性があります。
• 更新申請時の参考資料:在留資格更新申請の際に、継続して適法に就労していることの証明としても使用できます。
• 住宅ローンや賃貸契約時:就労資格の確認が必要な場面(例えばローン審査や賃貸契約)で提出を求められることがあります。
2. 申請方法
• 申請者:本人、または勤務先の担当者、あるいは代理人(行政書士等)が申請できます。
• 提出先:管轄の地方出入国在留管理局です。
• 必要書類:
• 就労資格証明書交付申請書
• パスポート及び在留カードのコピー
• 在職証明書や雇用契約書などの雇用状況を証明する書類
• その他、申請内容に応じた補足書類が求められることがあります。
3. 手数料と処理期間
• 手数料:交付を受けるときは1,200円が必要です。(収入印紙で納付)
• 処理期間:通常、申請から1か月程度で証明書が交付されますが、混雑状況や内容によっては前後することもあります。
4. 注意点
• 就労内容の確認:証明書はあくまで「現在の在留資格の範囲で就労が可能か」を確認するもので、別の在留資格への変更は行いません。
• 証明書の期限:証明書自体には有効期限がありませんが、発行後の就労内容に変更が生じた場合は、再度の確認が必要となることがあります。
この申請を通じて、転職や就労確認において安心して活動できるようになります。