「配偶者ビザが難しい国」は本当にあるのか?
国際結婚をされた方から、「○○国は配偶者ビザが厳しいと聞いた」「国籍によって審査は変わりますか?」というご相談をいただくことがあります。
結論から言うと、“国籍だけ”で許可・不許可が決まるわけではありません。
ただし実務上、偽装結婚や不法滞在の事例が多いとされる地域については、より慎重に審査される傾向があるのは事実です。
そのため、通常以上に丁寧な資料準備と説明が重要になります。
なぜ国によって審査傾向が変わるのか?
入管は配偶者ビザ審査において、
- 真実の結婚か
- 継続的な婚姻意思があるか
- 日本で安定生活ができるか
を確認しています。
その中で、過去の統計や不正事例などから、一定の地域については慎重審査となる傾向があります。
特に、
- 偽装結婚
- ブローカー介在
- 不法就労目的
- 短期間婚姻
などの事例が多いとされる場合は、追加資料を求められることもあります。
実務上、慎重審査になりやすいケース
重要なのは「国籍単独」ではなく、複数要素が重なるケースです。
① 交際期間が短い
出会ってすぐ結婚した場合、結婚の信ぴょう性が重点的に確認されます。
② 年齢差が大きい
20歳以上の年齢差などは、追加確認が入ることがあります。
③ 日本語・共通言語での会話が困難
意思疎通方法が不明確だと、「実態ある夫婦関係か」が慎重に見られます。
④ 実際に会った回数が少ない
オンライン交際中心の場合、現実の交流実態が重要になります。
⑤ 離婚歴が多い
短期間婚姻・離婚歴が複数ある場合は要注意です。
⑥ 過去の在留歴に問題がある
- オーバーステイ
- 不法就労
- 過去の不許可歴
などがある場合は、審査難易度が上がります。
入管が特に重視するポイント
慎重審査案件では、以下が重要になります。
■交際実態
- 写真
- メッセージ履歴
- 通話履歴
- 渡航記録
など、客観資料が重要です。
■結婚の自然性
- 出会いの経緯
- 関係発展の流れ
- 家族交流
などが自然かどうか確認されます。
■生活の安定性
- 収入
- 住居
- 今後の生活設計
も重要な審査ポイントです。
許可率を高める対策とは?
① 理由書を丁寧に作成する
慎重審査案件では、理由書の質が非常に重要です。
特に、
- なぜ結婚に至ったのか
- どのように信頼関係を築いたのか
- 今後どのように生活するのか
を具体的に説明する必要があります。
② 写真・資料を整理する
単に大量提出するのではなく、
- 時系列
- 家族交流
- 継続性
が分かる形で整理すると効果的です。
③ 矛盾をなくす
実務上、不許可理由で非常に多いのが「説明の不整合」です。
- 出会い時期
- 同居開始時期
- 渡航履歴
などは一致させる必要があります。
④ 不安要素を先回りして説明する
例えば、
- 年齢差
- スピード婚
- 遠距離交際
などは、入管が疑問に思う前提で説明した方が有効です。
行政書士に依頼するメリット
慎重審査案件では、通常よりも高度な申請設計が必要になります。
当事務所では、
- リスク分析
- 理由書作成
- 資料整理
- 不自然ポイントの事前確認
- 追加資料対策
を行い、許可可能性を高めるサポートをしています。
まとめ|重要なのは「国籍」ではなく“説明力”
配偶者ビザでは、
✔ 国籍だけで決まるわけではない
✔ 不安要素が重なると慎重審査になりやすい
✔ 実態資料と理由書が極めて重要
という点が重要です。
適切に準備すれば、慎重審査案件でも許可されるケースは多数あります。
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