高度専門職ビザが不許可になる主な理由とは?|審査で確認されるポイントを行政書士が解説

高度専門職ビザが不許可になる主な理由とは?

高度専門職(高度専門職1号)の申請を検討している外国人の方から、

「高度専門職ビザは必ず取得できますか?」
「ポイントが70点以上あれば許可されますか?」
「過去に不許可になりましたが再申請できますか?」

というご相談をいただくことがあります。

高度専門職は、日本で高度な専門能力を持つ外国人を受け入れるための優遇制度ですが、ポイントを満たしているだけで必ず許可されるわけではありません。

審査では、ポイント計算だけではなく、経歴、仕事内容、雇用条件、提出書類などを総合的に確認されます。

この記事では、高度専門職ビザが不許可になる主な理由について解説します。

高度専門職はポイントだけでは判断されない

高度専門職は、学歴・職歴・年収・年齢・研究実績などをポイント化して審査する制度です。

一般的には70点以上が基準となりますが、ポイントを計算した結果だけで許可が決まるものではありません。

審査では、

・実際の職務内容が高度専門職の活動に該当するか
・提出資料の内容に矛盾がないか
・雇用条件が適切か
・申請人の経歴が合理的に説明できるか

なども確認されます。

高度専門職ビザが不許可になる主な理由

① ポイント計算が不足している

最も基本的な不許可理由は、高度専門職のポイント要件を満たしていないケースです。

よくある例として、

・年収を実際より高く計算している
・職歴年数の数え方を誤っている
・学歴ポイントの対象を誤認している
・加点対象となる資格や実績を確認していない

などがあります。

申請前には、根拠資料に基づいて正確にポイント計算することが重要です。

② 実際の仕事内容が高度専門職の活動に該当しない

高度専門職は、単に高収入であれば認められる在留資格ではありません。

例えば、

・専門的知識を必要としない業務が中心
・単純作業が多い
・申請時の職務内容と実際の業務が異なる

場合には、活動内容について慎重に確認されます。

重要なのは「会社での肩書」ではなく、「実際に何の仕事を行うのか」です。

③ 学歴・職歴の証明が不足している

高度専門職では、学歴や職歴がポイントに大きく関係します。

そのため、

・卒業証明書が提出できない
・職歴を証明する資料が不足している
・勤務期間や職務内容が確認できない

場合には、ポイント評価ができず、不利になる可能性があります。

④ 年収要件を満たしていない

年収は高度専門職ポイントの重要な項目です。

注意点として、単純な現在の給与額だけではなく、雇用契約や報酬予定額などを確認されます。

例えば、

・契約内容と給与説明が一致しない
・給与水準の根拠が不明確
・転職直後で収入資料が不足している

場合には、慎重な説明が必要になります。

⑤ 提出書類に不足や矛盾がある

高度専門職申請では、多くの資料を提出します。

不許可につながる例として、

・申請書と添付資料の内容が違う
・職歴期間の記載ミス
・会社情報の説明不足
・翻訳資料の不備

などがあります。

入管審査では、提出書類全体の整合性が重要です。

⑥ 会社側の雇用状況に問題がある

高度専門職本人だけではなく、勤務先についても確認されます。

例えば、

・会社の事業内容が不明確
・雇用契約の内容が不自然
・給与支払い能力について説明不足

などの場合、追加資料の提出を求められることがあります。

高度専門職ビザが不許可になった場合の対応

不許可になった場合、まず重要なのは「なぜ不許可になったのか」を確認することです。

出入国在留管理局では、不許可理由について説明を受けることができます。

確認すべき点は、

・不足していたポイント項目
・問題となった提出資料
・仕事内容の評価
・再申請時に改善すべき点

です。

理由を把握せずに再申請すると、同じ理由で不許可になる可能性があります。

高度専門職ビザ申請は事前準備が重要です

高度専門職は、取得できれば永住許可申請や家族帯同など、多くのメリットがあります。

しかし、その分、申請内容について正確な説明と資料準備が求められます。

ポイント計算だけで判断するのではなく、

・自分が対象になるのか
・必要資料は何か
・将来の更新や永住許可に問題がないか

を確認したうえで申請することが大切です。

高度専門職ビザ申請を行政書士へ相談するメリット

高度専門職の申請では、ポイント計算、資料収集、職務内容の説明など専門的な判断が必要になります。

ポー行政書士事務所では、高度専門職の在留資格認定証明書交付申請、変更申請、更新申請、不許可後の相談について対応しています。

申請前の確認から、不許可後の再申請まで、ご相談者様の状況に合わせてサポートいたします。

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